【埼玉県・川口】夜行寝台列車『北斗星』食堂車レストラン『グランシャリオ』

寝台列車『北斗星』食堂車レストラン『グランシャリオ』 まちのおすすめ☆昔懐かしい味

寝台列車』『食堂車』『ブルトレ

この、昭和感溢れるワードに心惹かれませんか?

かつての寝台列車『北斗星』の食堂車両でお食事ができる、ベーカリーレストランへ行ってきました。

寝台列車も食堂車も、今は超絶高級になりました

高級列車などは例外ですが、寝台列車・食堂車はほとんど姿を消してしまいました。

長距離を短時間で結ぶ、新幹線が一般的となったためです。

昭和10年製 食堂車 オシ17 2055(碓氷峠鉄道文化むら保存)

正直なところ、鉄子ではない私にとっては、

「ふぅん。そうなんだ~」

くらいの出来事のように思っておりました。

好きな駅弁を席で食べ、寝台列車よりも、ホテルのふかふかベッドで寝たい派なもので…。

しかし、THE・てっちゃんである息子にとって、北斗星やトワイライトエクスプレスにもう乗れない、新幹線に食堂車がないという事実は、

「くそぅ、なぜもっと早くに産まれてこなかったのかぁ~!!」

くらいの、嘆かわしいことらしいです。

しかし、彼の夢をかなえようとすると、『ななつ星 in 九州』3泊4日コースで、1人70万円というお値段設定でございます(様々なコースがありますけどね)

なっ、吐血しそうじゃないですかっ…。

庶民でも、お子ちゃまでも、食堂車でごはん食べてみたいよ!

ということなので、特別なランチに出かけることにしました。

食堂車『グランシャリオ』 鮮やかなブルーに金帯の塗色が目を引きます。

ベーカリーレストラン グランシャリオ

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食堂車両でお食事ができるレストランは他にもありますが、メニューにお子ちゃま大好き「カレー」がある、こちらを選びました☆

寝台特急『北斗星(ほくとせい)

台特急北斗星(ほくとせい)』は、かつて上野駅と札幌駅間を走行する夜行の寝台列車でした。

夕方に上野駅を出発して、札幌に到着するのは朝です。(例: 上野駅 17:18発 →  札幌駅 9:44着)

『ブルートレイン』とも呼ばれます。

これは、JRの長距離寝台列車・夜行特急列車の愛称で、客車の車体が青色で塗装されたからです。

略してブルトレ

この呼び名に懐かしいと感じる方も少なくないと思います。

かつての『あさかぜ』『富士』『はやぶさ』も、ブルートレイン仲間です。

ベーカリーレストラン グランシャリオ

かつてのブルートレイン『北斗星』の食堂車の一両は、現在埼玉県川口市に『 ベーカリーレストラン グランシャリオ 』として生まれ変わっています。

意外性のある、渋い門をくぐって、早速中へ入ってみましょう!

ワインレッドの、細い通路を抜けます。壁を隔てた左側がキッチンです。

こちらが食堂車内。周囲の喧騒とは全くの別空間です。

照明などのインテリアや、スピーカー、上品な椅子など、できる限り現役時のまま残されているそうです。

バブリーな雰囲気と、重厚感が漂っていますね。

この状態で、東京から北海道を夜間走っていたのかと思うと、ワクワクします。

2名席と、4名席があります。

ドアも豪華ですねぇ。

『北斗星』で提供されていた、当時のディナーメニューも見ることができます。

北斗星食堂車『グランシャリオ』当時のメニュー

本格フランス料理、もしくは懐石膳から選べ、大変人気だったようです。

ディナー終了後は、夜11時までパブタイム、朝はモーニングが提供されていたそうです。

『グランシャリオ』のランチ

今現在、こちらのレストランでは、モーニング、ランチ、カフェ、ディナーを楽しむことがます。

ランチメニューはカジュアルな構成で、90分制です。(2021年11月現在)

今回は、パンブッフェが付いたお手頃ランチをいただきます。

ちなみに、乗車料金は無料になったそうです。

お子さまメニュー(小学生以下)があるのは、子連れにとっては嬉しいですね☆

淡路島産たまねきと トマトたっぷりハヤシソース (1,500円)

こちらはトマトたっぷりハヤシソースのランチセット。

自家製の焼きたてパンは食べ放題で、サラダ・スープ・ドリンクもついてきます。

お子さまメニューにカレーがなかったため、息子は大人用のカレーを注文しました。

さらに、息子はカレーライスじゃなきゃイヤだとわがままを言い、ライスを追加注文しました。

せっかく、焼きたてパンが食べ放題なのにねぇ…(´;ω;`)

パン職人特性 オリーブオイル仕立てシチュー(1,200円)

こちらはシチューのランチセットです。

オリーブオイルがそうさせるのか、パンにつけて食べると、思わず笑顔がこぼれちゃいます。

美味しい~!

パンもおかわりして、ホットカフェオレとプチデザート(+100円)も堪能して、大変満足でございました。

この他にも、イタリアンやお蕎麦のランチも選べます。その場合は予約が必要とのこと。

食事の途中、小さい地震かな? と感じるような揺れが何度もありました。

人が歩くと、バネによって車体が少し揺れるのだそう。

食堂車レストランならではの体験ですね!

グランシャリオ お客様ノート

食堂車入り口付近には、『お客様ノート』が何冊も置いてありました。

こちらのレストランを訪れた方々の書き込みや、イラストなどが描かれています。

遠く北海道から来られた方のコメント、イラストレーターさんが描かれた見事な車体など、見るだけでも価値のあるノートです。

この食堂車が多くの方から愛されていることが、よく分かります。

食事のあと、息子も『お客様ノート』 に電車の絵を上機嫌で描いていました。

ボールペンだけだったから、次は色鉛筆を持参しようねぇ♪

おとなりに座った仲の良さそうなご夫婦は『北斗星』を何度も利用したことがあるそうで、

「この雰囲気、懐かしいね」

と会話しながら、ゆっくりお食事を楽しんでいらっしゃいました。

奥に座ったファミリーのパパは、

「学生の頃『北斗星』は何度も乗ったけど、グランシャリオは高くて利用できなかった。一度食べてみたかったんだよ」

と、子どもたちに話していました。

それぞれの物語が、この車両には詰まっているのだと、改めて感じましたね。

『懐かしい』を守る、だけじゃない

思い出の詰まった空間での楽しい食事、最高ですね。

しかしながら、古い車両を所有し、これだけのものを維持・管理していくのは、一筋縄ではいかないのでは…、と思われた方も多いと思います。

これからも変わらず、私も守っていただきたいと思います。

そして、老朽化したグランシャリオを守るため、1千万円を超える修繕費が、クラウドファンディングで集まったそうです!

27年間北斗星食堂車両として活躍し続けたグランシャリオを守りたい! - クラウドファンディング READYFOR
あと2年で半世紀を迎え、27年間北斗星食堂車両として活躍し続けた【北斗星食堂車両グランシャリオ】を守りたい。大規模修繕工事のご支援を! - クラウドファンディング READYFOR

多くの方々によって、この『懐かしい』北斗星を守ろう、障がいを持つ方の雇用を守ろう、とする共感の声、そして温かい気持ちに、こちらが感動してしまいました。

手作り感溢れる、この顔出しスペースもいいですよね!

もちろん、息子は顔をにゅっとのぞかせていました♪

欧州では「飛び恥」により夜行寝台列車復活の傾向

日本においては現在、夜行寝台列車は、サンライズ瀬戸・出雲以外の定期運行はありません。

もう廃れ行く運命なのか…と、寂しく思われる方も多いのではないでしょうか。

しかし、時代に逆行するようですが、環境意識の高い欧州では、現在、夜行列車が見直され始めています

地球温暖化対策の一環として、フランス政府は距離の短い国内航空路線を一部廃止し、衰退していた夜行列車を復活させる、社会インフラの改革に乗り出しています。

2時間半以内で行ける短距離区間の運航を禁止する、大胆な法案も可決されています。

所要時間は長くなりますが、飛行機に比べて二酸化炭素排出量の少ない、列車の利用を推奨する、

フライトシェイム(英語: fight shame)・飛び恥(とびはじ)』

という言葉も生まれ、社会全体が環境重視の価値観へとシフトしています。

この流れで行くと、日本でも夜行寝台列車・食堂車が復活する可能性もゼロではありませんね。

てっちゃん息子が大喜びしそうです(^―^)

そうなった場合、当時の装備を大切に保管されてきた車両は、復活への参考になることでしょう。

おとなりには、日本庭園のあるデイサービス、 ベーカリー、お蕎麦屋さんがあります。

障がいを持つ方も働く、ぬくもりあるベーカリーです。

川口に行く際は、必ずまた寄りたいと思います!

ベーカリーレストラン グランシャリオ(Grand Chariot)

埼玉県川口市戸塚3-31-31 

武蔵野線・埼玉高速鉄道東 川口駅南口徒歩7分 駐車場46台完備

電話:080-6859-5346 

 

ではまた、次回。

レトロな世界でお会いしましょう!

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