乾燥する季節は、のどをいたわりたいものです。
昔から日本人に取り入れられていた知恵で、早めの風邪予防しませんか?
のどをいたわる食材を使った、風邪対策
現在はマスク生活とはいえ、職場や学校、公共の場所で咳をするにも、ちょっと周囲が気になってしまいますよね。
この季節は特に、のどをいたわる食材を使った、風邪対策をしましょう。
昔は風邪をひくと、おばあちゃんが「しょうが湯」や「たまご酒」を作ってくれませんでしたか?
自然の力を取り入れた、日本人の知恵だと思います。
風邪予防に効果のある飲み物で、この冬を元気に乗り切りましょう!
喉に良い食材
まずは、簡単に手に入りやすい「喉に良い食材」をいくつかご紹介します。
- レンコン
- 大根
- はちみつ
- しょうが
- 柚子(ゆず)
- 金柑(キンカン)
- りんご
- 梅
- 紅茶
- 本葛
「しょうが紅茶」「ゆず茶」などは、体を温めてくれることで有名です。
今回は黄色い下線を引いた、大根とはちみつを使ってみたいと思います。
大根は、のどの不調や胃もたれ、風邪の予防に良い食材です。
なんだか、辛そうなドリンク…?
いえいえ。それが、子どもも喜んで飲むくらい、辛くないんです!
大根とはちみつのホットドリンク・簡単編
『大根とはちみつのホットドリンク』を、息子は「大根のお汁」と名付け、のどの異変を感じたら、飲んでいます。
【 大根とはちみつのホットドリンク 作り方】
材料:大根、はちみつ、お湯
① まず、大根を角切りにします
② 切った大根に、はちみつを回しかけます。
③ 数十分放置しておくと、大根から水分が出てきます。
※じっくり一晩おいてもOKですが、子どもは大根臭さが苦手なので、短時間にしています。
④ できた「大根のお汁」に、お湯を加えます。お好きな甘さでどうぞ。
以上が簡単バージョンです。
すりおろさないので、手軽なうえに辛味もありません!
ただ、1点だけ気をつけていただきたいことがあります。
はちみつを使用しているので、1歳未満(乳幼児)のお子さまには飲ませないよう、ご注意ください。
本葛を加えてアップグレード
もうひと手間かけてでも、より効果をお求めであれば、さらに本葛を加えるアップグレードバージョンに挑戦してみませんか?
以前、「葛はクズじゃない」というお話をしました。
『身体の芯から温まる、くず湯』
健康効果に優れ、日本人が古来から取り入れてきたスーパーフード『葛』を使ったくず湯は、とろりとした優しい口当たりが、身も心も温めてくれます。
パックになっている市販品は手軽ですが、含まれる葛の量が少ないのと、砂糖が多く使われているのが欠点です。
本葛を使えば、簡単にくず湯を手作りすることができます。
国産100%の本葛は少し高いので、片栗粉と合わせて使っても良いと思います。
葛といえば、吉野本葛が有名ですが、私が今回使ったのは九州産のこちらです。
『山本の本葛 70g』
本葛は、アマゾンでもスーパーでも、気軽に手に入れることができます。
こちらは、小さめサイズなので使いやすいです。
お好きなものをご利用ください。
大根とはちみつのくず湯
さて、本葛を手に入れたら、「大根とはちみつのホットドリンク」に話を戻します。
葛をプラスして『大根とはちみつのくず湯 』にバージョンアップさせましょう!
まずは、角切り大根にはちみつをかけて「大根のお汁」を作るところまでは同じです。
④ お気に入りのカップに、ティースプーンに1杯くらい、本葛を入れます。
⑤ 作っておいた、冷たいままの「大根のお汁」 を加え、よ~く混ぜて葛粉を溶かします。
⑥ 熱湯を加えてよく混ぜ、30秒ほどレンジにかけて、もう一度ませたら出来上がりです☆
葛のとろみが加わったことで、身も心も温まる、ほっこりドリンクの完成です!
くず湯の作り方を色々調べてみると、こしたり、鍋で煮立たせたりすることが多いようです。
もし、口当たりをより良くするならば、その方法も良いと思います。
ズボラな私は、洗い物を増やさず手間をかけない、この方法に落ち着いています。
こちらも、はちみつを使用しているので、1歳未満のお子さまには飲ませないでください。
子どもの咳を、なんとかしたい!!
なぜ私が、自然由来や、昔ながらの方法を取り入れるのか。
その発端は、息子の咳にあります。
小さい子どもの咳って、つらそうなんですよね…。
小児科へ行けば、咳がでていると甘~いシロップの咳止め薬が処方されます。
咳が長引くと、このシロップを毎日毎日、何週間も飲ませることになります。
体に良いとは、思えませんでした。
漢方薬は味がどうしてもダメで、息子は全く飲みませんでした。
しかし、夜中に咳で何度も起きてしまうのは可哀そうだし、仕事もそうそう休めない…。
(子どもの咳を、なんとかしたい。けれど、こんなに薬を与え続けるのは…)
母として、心苦しかったんです。
薬の他に、方法がないのかと模索して行きついたのが、昔の日本人の知恵、いわゆる『おばあちゃんの知恵袋』や、薬膳の知識を、生活に取り入れることだったんです。
もちろん、そのような自然療法だけに頼るというわけではありません。
子どもの咳が長引く場合、チックや他の病気の可能性もあります。
まずは医師に相談、その前提は念頭に置きつつ、季節の変化を見越して、食べ物などで先手を打つ。
自然の力を取り入れながら、免疫力を高める生活をする。
気軽に続けられる部分だけ、しかも簡略化しながらではありますが、この方法は自分自身の健康維持にも合っていました。
まだ試行錯誤している途中ですが、少しでもご参考になれば幸いです。
ではまた、次回。
おばあちゃんに、知恵を授かりたいと思います!
コメント