東京駅から、歩いて5分。
明治時代の近代化を象徴する、赤レンガの洋風建築が特徴的な『三菱一号館美術館』
レトロな雰囲気の中、デートにもぴったりなアート体験が楽しめます。
明治の洋風建築を再現した、赤レンガ美術館
クリスマスシーズンの東京・丸の内付近は非常に華やかで、ぐっと気分が高揚します。
その中でも特に、『三菱一号館美術館』は群を抜いてオシャレだと、私は勝手に惚れこんでいます。
『三菱一号館美術館』は、1894年(明治27年)に建てられた(旧)三菱一号館を復元したものです。
設計は、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル氏によるものだそう。
日本の開国後、三菱財閥さんが威信をかけて東京・丸の内に建設した、初めての洋風事務所といえます。
コンドル氏の原設計はもちろん、元の建物内部を再利用するなど、当時の様子が忠実に再現されているそうです。
そのため、美術館としては珍しく、小さめの展示室が20室連なっていて、暖炉も再現されています。
「丸の内ブリックスクエア」を構成する施設として、2010年に開館。
昔、銀行営業室だった場所は、現在はレトロな雰囲気を味わえるカフェ『Café 1894』として営業しています。
映える中庭『丸の内ブリックスクエア 1号館広場』
『三菱一号館美術館』は、建物自体も素晴らしいですが、中庭も素敵です。
オシャレなカフェ、レストランも多く、休日は行列が作られています。
この『丸の内ブリックスクエア 1号館広場』では、ファッション雑誌、モデルさんのポートレートなど、いたるところで撮影が行われています。
確かに『映える』『絵になる』フォトスポットです☆
素敵なウェディングドレスも見かけることがあるので、雰囲気がいっそう華やぎます。
現在は『ハリー・ポッター』とコラボしたクリスマスイルミネーションも設置されています。
ちょうどお昼だったので、ライトアップなく「映えて」おりませんが…(-_-;)
クリスマスまで開催されているそうです。
『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜』
レトロな建物を堪能すること以外にも、今回どうしても 『三菱一号館美術館』で見たい展覧会がありました。
『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』
これが、どうしても見たかったのです。
エルサレム…、生涯行くかどうか分からない場所です。
イスラエル博物館。もっと確率は少なくなりそうです…。
しかし、日本に居ながらにして、イスラエル博物館所蔵が所蔵する、厳選した印象派など絵画が鑑賞できるのです。
しかも、絵画69点のうち59点は初来日したのだそう。
見に行くしかないでしょう!
『あなたの知らないモネが来る。』
そんなキャッチコピーにのせられて、過労気味の友人を引き連れ、行ってまいりました。
あなたの知らないモネたち
イスラエル博物館から初来日した、『あなたの知らないモネ』が、こちらです。
美術展としては珍しく、写真撮影可能エリアが設置されていました。
今回のメインとされる、クロード・モネ『睡蓮の池』の他にも、ゴッホ、セザンヌなど私でも聞き覚えのある巨匠の絵画も、写真撮影することができました。
アート、見るのは大好きです。
しかしながら、美術史やうんちくを解説できるほどの知識がないので、その辺は省略させていただきます。
こちらでの展示の後、2022年1月28日からは、あべのハルカス美術館(大阪)にて展示予定だそうです。
美術展、だけじゃない。レトロな雰囲気を楽しむ空間
美術展も堪能しますが、レトロな雰囲気も味わいたいのが『三菱一号館美術館』
見てください、このレトロな雰囲気。
階段部の手すりの石材は、保存されていた部材を再利用したらしいですが、こちらのことでしょうか。
明治時代から存在する手すり!!
素敵すぎてたまらないです。
ドアも、重厚な造りです。渋いですね。
美術展で、絵画ではなくドアを、一生懸命写真におさめていたのは、私だけでした…。
ではまた、次回。
レトロな世界でお会いしましょう!
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