懐かしのザリガニ釣り
息子やそのお友だちファミリーとピクニックへ出かけ、池で「ザリガニ釣り」をしました。
小さい頃、ザリガニを夢中で釣った(もしくは手づかみで捕った)方も多いのではないでしょうか。
子どもがいると、昔遊んだ追体験ができ、親である自分の方が夢中になってしまいます。
釣り竿の作り方を紹介します。魚の釣り竿より簡単です。
木(もしくは竹)の枝にタコ糸をくくりつけ、糸の先端に洗濯ばさみを巻き付けます。
エサである「さきいか」を洗濯ばさみではさんで出来上がりです。
(さも自分で製作したかのように書いておりますが、器用な友人ママさんが用意してくださいました)
そして、ザリガニのいそうなところへエサを放ったら、食いついてくるのをじっと待ちます。
待つこと数分。意外と簡単に食いついてくれたので、ハサミで挟んだところを釣り上げます。
草の上に降ろすと、ザリガニはハサミを持ち上げて威嚇してきました。
逃げるときは前ではなくて、素早く後ろへ下がります。
ザリガニを持つときは、ハサミに気を付けながら、後ろからお腹の部分を持つと簡単につかまえられます。
「やだ、こわい~!」
と逃げる女の子。そうだよね、分かるよ。ハサミ大きいもんね。
散歩で通りがかった親子も、ザリガニ釣りに加わってきました。
横を見ると、どこぞかのお兄ちゃんに混ざって、息子も釣ったザリガニに触ろうと頑張っています。
そして、ダンゴムシすら怖がっていた息子が、ついに、ついにザリガニをつかまえました…!!!
自然の中での遊びを通して、創造力を自然に磨いている姿に、感動すら覚えます。
(息子)「ママも、ザリガニ触る?」
(まち)「いい。ハサミ怖いもん…」
(友人ママさん)「は~い、ザリガニ池に帰すね。(ポイッと池へ投げながら)また釣ればいいよ~(^―^)ニコ」
創造力を鍛え直さねばならないのは、間違いなく私の方でございます。
北欧では、夏のご馳走・ザリガニ
日本でザリガニといえば、子どもにいじくり回される、ちょっと可哀そうな存在ですが、フィンランドやスウェーデンでザリガニといえは、「夏のご馳走」です。
ザリガニさん、茹でて、食べられています!
北極に近い場所では、長く暗く厳しい寒さの裏返しとして、太陽が1晩中沈まない白夜(びゃくや)の夏が楽しめます。
夜も薄明るいサマーバージョンを謳歌するため、フィンランドでは1か月ほど長期休暇をとって、サマーコテージで自然を満喫するのだとか。
学校の夏休みではなくて、公的機関や会社の話です。
学生に至っては6月頃から2カ月半くらいお休みです。うらやましいですね!
ザリガニは、そんな北欧の夏をお祝いする「ザ・主役」でございます。
レストランやコテージのテラスなど、いたるところでザリガニパーティー(スウェーデン語で kräftskiva、フィンランド語では Rapujuhlat)が繰り広げられています。
家具メーカーのIKEAでも、レストランや冷凍品としてザリガニが販売されていましたね。
残念ながら今年の入荷はなかったようですが、来年はどうでしょうかねぇ。
私も、機会があれば一度食べてみたいと思います。
友人曰く、「めっちゃ美味しいよ!」とのことでしたので…。
ではまた、次回。
レトロな世界でお会いしましょう!
コメント