12月に入り、急にクリスマスムードになりました。
質問です。
「サンタクロースは、どこにいるでしょうか?」
『恋人たちのクリスマス』で歌われる、北極のサンタとは?
世界の歌姫マライア・キャリーさんの名曲
『恋人たちのクリスマス(All I Want For Christmas Is You)』
2番の歌詞の中に、ある一文が登場します。
I won’t make a list and send it to the North Pole for Saint Nick♪
(適当和訳:北極のサンタクロースに、欲しいプレゼントを書いて送ったりしないわ)
https://youtu.be/yXQViqx6GMY
『クリスマスにプレゼントなんて欲しくない。欲しいのはあなただけ』
切ない恋心を歌い上げ、1994年に世界中で大ヒットしたこの曲。
私にとっての懐メロ、この歌詞に登場するサンタクロースは『北極』にいる、とされています。
「北極」のサンタクロースって、具体的にどこ?
『北極』とはあまりにざっくりとした言葉です。
サンタクロースとは、具体的にどの国に住んでいるのか?
気になりますよね。
サンタクロースは、子どもの心の中に存在するものなので、居場所の特定は難しい問題です。
もともと、キリスト教の聖ニコラウスに由来し、各国、各宗派によっても見解が分かれます。
ご自身が信じたいと思える場所こそ、サンタクロースのご住所。
これこそが、間違いのない答えだと思います。
というのも、多くの国でサンタクロースは我が国に住んでいる! と主張しているのが現状です。
スウェーデン等の北欧にはサンタクロースのテーマパークがあり、デンマークでは環境親善大使としての緑のサンタ(グリーンサンタ)が活躍しています。
ドイツには、悪い子どもを罰する黒いサンタ「クネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)」も存在するとか…( ゚д゚;)
一方、南半球のオーストラリアでは、サーフィンしながらやってくるサンタクロースのイメージは有名です。
フィンランドのサンタクロース村
各国のサンタクロースの違いを楽しむのも、クリスマスの面白さだと思います。
とはいえ、子どもに
「サンタクロースは、どこにいるの?」
と聞かれたときのために、1つの解答例をご紹介します。
私が個人的に、毎年息子の書いたお手紙(クリスマスのプレゼントリストだったり、お絵描きだったり)を送っている場所があります。
それは、北欧フィンランド北部の街・ロヴァニエミに実存する、サンタクロース村です。
このサンタクロース村には特別な郵便局があり、サンタクロース宛に毎年世界中から数万~数十万通のお手紙が届きます。
サンタクロースが実際に住んでいるのは、このサンタクロース村ではなく、さらに北上したコルヴァトゥントゥリ(Korvatunturi)という自然豊かな山の中。
この地にはたくさんのトナカイが生息しており、特別なおもちゃ工場もあるそうなんです♪
世界中の子どもにプレゼントを用意するのは大変なので、赤いトンガリ帽子をかぶった妖精『トントゥ』が、お手伝いをしています。
詳しくは、1982年に出版され、日本語でも翻訳されている、フィンランドの人気絵本
『サンタクロースと小人たち』(著者:マウリ・クンナス)が参考になると思います。
お子さまや、お孫さんと一緒に読むのもオススメです☆
サンタクロースは、世界中の子どもたちに会ったり、特別な自分用の郵便局に届いたお手紙を読んだりするため、コルヴァトゥントゥリからサンタクロース村へやってきているそうです。
そのため、この特別な郵便局の住所こそが、サンタクロースのお手紙の宛先になるのです。
Santa Claus Main Post Office (サンタクロース中央郵便局)
『ラップランドのロヴァニエミにある、サンタクロース中央郵便局の最も美しい手紙』
真っ赤なトンガリ帽子をかぶったTonttu(トントゥ=妖精/エルフ)が、サンタクロースのお手伝いをしています。
各国からのサンタクロースに届いたお手紙、どれも個性的で素敵ですね♪
フィンランドのサンタクロースへお手紙を送る方法については、こちらで紹介しています。
ご参考になれば幸いです。
ではまた次回!
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