秋も深まり、空気が乾燥してきました。
マスク生活とはいえ、喉をいたわりたい季節ですね。
老舗の味からお酒の飴まで、キャンディーをいろいろ集めてみたので、あなたの「懐かしい!」「美味しそう!」 に繋がれば幸いです。
【東京】宮川製菓『飴職人 にっき飴』
飴の中でも、ニッキ飴は異彩放つ独特の存在ですよね。
鼻をつくような爽やかで強い辛みと、ほのかにやさしい甘さが同居する、魅力的な飴ちゃんです。
そもそも、「ニッキ」とは、なんぞや? と思われた方も多いでしょう。
江戸時代にシナニッケイの樹木が伝来し、栽培されたことにはじまるそうです。
シナニッケイは、日本語で肉桂(ニッケイ)、一般的にお菓子に使われているシナモンの親戚らしいです。
通称「ニッキ」や「ニッケ」。
漢方では発汗・解熱・鎮痛薬としても用いられているそうですよ。
こちら、宮川製菓さんの『飴職人 にっき飴』は、結構辛味が強く、クセになる味です。
【東京・日本橋】榮太樓『十品目のど飴』
伝統的な飴といえば、こちらでしょう。
江戸時代から200年間、変わらぬ技術を伝承されている、日本で最古の飴製造メーカー「榮太樓」さんの登場です。
「榮太樓」さんの飴は、贈答用の高級品から大衆向けのものまで、どれも美味しいですが、今回はお手頃な『十品目のど飴』を選びました。
大根・生姜・蓮根・葱・金柑・林檎・柚子・梅・蜂蜜・紅茶の10種類が配合されています。
大根が苦手の方にはオススメしないです。
ただ、クセのある食材ばかりの割には味のバランスが良く、舐めやすいです。
のど飴は、ハーブなどの成分の主張が強くて苦手なものもあるのですが、こののど飴は個人的に好みです。
季節の変わり目には、バッグに入れておきたい飴ちゃんです。
【三重】松屋製菓『宮の雪 甘酒飴』
次にご紹介するのは、甘酒の飴ちゃん『宮の雪 甘酒飴』です。
気になってつい買っちゃいました。私、甘酒大好きなので(o^―^o)
三重県伊勢市の『松屋製菓株式会社』さんと、同じく三重県の四日市市の老舗酒蔵『宮崎本店』さんの地酒『清酒 宮の雪』の酒粕を使用したコラボ商品だそうです。
「飴」と名前がついていますが、キャンディではなく、ソフトキャンディです。
一袋120グラムと、たくさん入ってお手頃ですし、噛むたびに芳醇な香りが味わえます。
「うわぁ~、甘酒だ~!」
といった感想を持つと思います(笑)
アルコール成分は含まれていないので、ちびっ子も妊婦さんも楽しめます♪
私はノンアルの米麹甘酒しか飲みませんが、これなら、酒粕甘酒が手軽に味わえて嬉しいです。
【広島】入江豊三郎本店『保命酒のど飴』
パッケージからして、不思議な魅力を放つ飴を見つけました。
ニッキ飴、のど飴、甘酒飴とご紹介してきましたが、こちらはその全部盛りといえるでしょう。
ニッキが含まれ、のど飴でありつつ、お酒の飴、『保命酒(ほうめいしゅ)のど飴』です。
この飴の原料である『十六味保命酒』を飲んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
江戸時代から製造されている『入江豊三郎本店』さんの漢方入りのお酒です。
16種類の薬味(高麗人参、菊花、黄精、桂皮、枸杞子、甘草、丁子など)が含まれているので、寒い時期には体が温まり、夏は夏バテ防止に効果があるとか。
ニッキ入りですが『ニッキ飴』ほど強い辛味はありません。
漢方薬にによくある、苦味や独特の臭いもないので、気軽に口にできると思います。
また、この商品にもアルコール成分は含まれていませんので、安心して食べられます。
名前がすごいですね。命を保つ酒の飴。
毎日なめていたら、長生きできそうです。
おばあちゃんの誕生日プレゼントに、箱入りで送ろうかなぁ…。
ではまた。
懐かしい味に出会えましたら、ご報告します。
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