靖國神社に蒸気機関車が室内展示されているのを、ご存知でしたか?
先の大戦で大陸へ渡った蒸気機関車やゼロ戦を、じっくり見ることができます。
太平洋戦争時に活躍したSL
靖國神社へ来たからには、こちらを見ずに帰るわけにはいきません。
蒸気機関車C56形31号機
蒸気機関車は屋外で保存されていることが多いのですが、こちらは館内にあるので、雨の日でもゆっくり見ることができる貴重なSLスポットです。
てっちゃん息子にとっては、初詣よりもこちらがメインなのかもしれません(;´∀`)
遊就館(ゆうしゅうかん)
靖國神社の境内に併設された『遊就館』には、戦争に関する史資料、武具甲冑、宝物などが保存、展示されています。
遊就館(ゆうしゅうかん)
こちらの建物が見えてきたら、向かって右手側が入口です。
その建物に入ってすぐに展示されているのが、蒸気機関車C5631です。
1階エントランスの展示は、どなたでも無料で見ることができます。
無料開放。
ありがたいですね。
位置でいうと、黄色く囲んだ部分です。
入ってすぐなので、見落とすことはないと思います。
気をつけていただきたいのが、開館時間。
靖國神社の開門時間とは異なります。
9:00 ~16:30(入館は閉館の30分前まで)です。
1階の展示だけであれば、16時~16時半も見ることができます。
※祭典・行事・その他の事情により変更となる場合があるそうなので、最新情報をご確認ください。
C56形蒸気機関車
「シゴロク」の愛称で呼ばれる、C56形蒸気機関車。
その、31番目に作られた車両ということになります。
蒸気機関車の種類で言うと、小型軽量テンダー式蒸気機関車です。
テンダーとは、なんぞや?
って、思いますよね。
てっちゃん息子がいなければ、おそらく知り得なかった専門用語でございます。
テンダーとは炭水車のことで、蒸気をつくる燃料の石炭であるとか、水を積む運搬車両のことだそうです。
この、炭水車(テンダー)が接続された形式の機関車をテンダー式蒸気機関車と呼ぶそうです。
主連棒(しゅれんぼう)の赤いラインが目を引きます。
運転席の内部に入ることはできませんが、階段を登って見られるようになっています。
てっちゃん息子の、この食いつきようがカワイイです。
C56形31号機の歴史
このSL、C56形31号機が辿った歴史が紹介されています。
かつては、石川県の七尾線を走り、太平洋戦争時にはタイとミャンマー(当時:ビルマ)を結ぶ泰緬(たいめん)鉄道で活躍した蒸気機関車です。
1936年に製造されたそうで、御年86歳!
そんな歴史を感じさせないほど、綺麗に保存されています。
零式艦上戦闘機(ゼロ戦)と大砲
そして、蒸気機関車のとなりで展示されている貴重な資料が、こちら。
零式艦上戦闘機(ゼロ戦・零戦)
ホンモノを、私は初めて目にしました。
ゼロ戦については、スタジオジブリの映画『風立ちぬ』で、設計者・堀越二郎氏の物語を知り、一般的な歴史を見聞きした程度です。
人を直接的に殺すための乗り物かと思うと、ゾクッと鳥肌が立ちました。
ゼロ戦の他に、大砲も展示されています。
SLを見に行くだけでは普段出会うことのない資料を、拝見することができました。
未来の息子たちに映る世界が、平和でありますように…。
ではまた、次回!
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