スカイツリーがそびえ立つ、押上駅(スカイツリー前)から2駅。
『東武博物館』の蒸気機関車を見てきました。
東武博物館 5号蒸気機関車 クリスマスバージョン
こんにちは。
蒸気機関車大好き、ちびっ子てっちゃんとその母による、蒸気機関車の旅。
今日は、東京都墨田区、東向島駅の真下にある『東武博物館』へやってきました。
息子の来館は4回目くらいですが、何度でも見たいようでございます。
館内に入ると、真っ先に目に入るのが、こちらの蒸気機関車です。
5号蒸気機関車(SL B1形5号)
12月なので、『5号蒸気機関車』もクリスマスバージョンにおめかししていました。
明治を切り開いた、鉄道の礎
この5号蒸気機関車が、最も注目される場所に展示してあるのには訳があります。
現在の東武鉄道のルーツ、最初の機関車だからです。
東武鉄道は、1898(明治31)年に、イギリスから、こちらを含めた蒸気機関車を12両輸入し、翌年から営業を開始したそうです。
まさに、日本の鉄道の礎を築いた蒸気機関車といえるのではないでしょうか。
明治から引退までの約70年もの長きに渡って、旅客・貨物輸送の両方で活躍し、1965(昭和40)年に引退。
現在は開業時の姿に復元し、展示しているそうです。
この蒸気機関を製造したのは、ベイヤー・ピーコック社(Beyer, Peacock and Company)
イギリスのマンチェスターから、海を越えはるばる日本へ、明治の近代化の期待を背負ってやってきたのがマークからも読み取れます。
後ろに連結しているのは、国鉄式2Bテンダー機関車(炭水車)です。
こちらが運転台なのですが、上部をご覧ください。
天井が木製です。おそらく当時を復元したものでしょう。レトロな雰囲気が素敵です。
SL発祥の地・イギリス製の蒸気機関車は、日本製ともまた違った趣がありますね。
その姿はなんとも優美で、つい見とれてしまいます。
無料で見られる明治期のSL『6号蒸気機関車』
蒸気機関車は、 東武博物館「内」に展示されている『5号』だけではないんです。
じつは、少し離れた館「外」にも、5号と同時期にイギリスからはるばるやってきた蒸気機関車が、もう1機、展示されています。
それがこちら。
『6号蒸気機関車』
東武鉄道さんに申し上げたい。
「これ、さすがに待遇差ありすぎませんか?」と。
『5号』はぬくぬく館内で、汽笛もポッポーと鳴らされ、車輪も回されて、子どもたちから「わぁ~♪」なんて言われる人気ものです。
一方で、『6号』は、高架下とはいえ、雨にも風にもさらされ、離れたところで展示されております。
しかも、この車両1機のみひっそりと、です。
その代わり、明治時代の貴重な蒸気機関車が、誰でもタダで見放題ですけどね。
フロアマップを見てください。
左端黄色く囲んだ『SLスクエア』なる場所にあるのが『6号』です。
私も、息子と初めて来館したときは、不覚にも、こちらの蒸気機関車を見逃して帰ってしまいました。
なんせ、東向島駅から出るとすぐに博物館の入り口があるのですが、この場所『SLスクエア』は、博物館入口から数分歩かなくてはなりません。
ぜひとも、見逃さないでご覧いただきたく思います。
こちらも堂々としたたたずまいです。
綺麗な状態で、大切に保管されているのが分かります。
バックにも『6』の文字がしっかりと見てとれます。
テンダー車はなく、先頭車両のみの展示です。
つい、見入っちゃうよね。
この子は息子ではなく、マニアックな息子に付き合ってくれた、友人ちゃんでございます。
いいよ、いいよ。心ゆくまでじっくり見てね(o^―^o)
開館時間・SLショー時間変更にご注意を!
東武鉄道博物館は当面の間、開館時間を短縮しています。
開館時間:10:00~15:30(最終入館 15:00)です。
これに合わせて、SLショーも16時の回はなくなっています。
また、2Fの飲食スペースは解放されていますが、向き合わずに展示側を見ながら飲食する形になっています。
お出かけの際は、ぜひ最新の情報をご覧ください。
また、12月25日(土)には、クリスマスキッズコンサートなど楽しいイベントも企画されているようです☆
詳しくはホームページでご確認ください。
ではまた次回!
次は、どこのSLを見に行こうかな?
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